定番より“踊りやすさ”重視!プロが選ぶベリーダンスのおすすめ曲

定番より“踊りやすさ”重視!プロが選ぶベリーダンスのおすすめ曲

「ベリーダンスをもっと楽しみたいのに、どんな曲で練習すればいいのか分からない…」

そんな風に感じたことはありませんか?

初心者のうちは、どの曲を選べばよいか迷ってしまうもの。テンポが速すぎてついていけなかったり、雰囲気に合わず自信をなくしてしまったり…。曲選びが、踊る楽しさを左右することもあります。

私たちも最初は同じように悩んでいました。でも、初心者さんに合った「リズム」「テンポ」「雰囲気」の曲を知ることで、レッスンや自主練がもっと充実し、踊ることがどんどん楽しくなっていきました。

この記事では、初心者の方が安心して踊れるおすすめベリーダンス曲を、リズムやジャンル・シーン別に分かりやすく紹介します。定番の人気曲から、発表会や登場シーンにぴったりの楽曲、さらにプレイリスト作成のコツまで、幅広くご紹介。

実際にこのブログを読んで「曲の世界観に助けられた」「レッスンが楽しくなった」とお声をいただいています。

あなたも、自分にぴったりの曲を見つけて、もっと自由に、もっと楽しくベリーダンスを踊ってみませんか?

それでは早速、初心者さんのためのおすすめベリーダンス曲ガイドを始めましょう。

1. ベリーダンス初心者が曲を選ぶポイント

リーダンス初心者が最初に選びたい曲の選び方をやさしく解説した図解

1-1. リズムの種類と動きの相性(マクスーム・サイーディなど)

ベリーダンスの曲を選ぶうえで、リズムはとても大切なポイントです。
リズムには「マクスーム」「サイーディー」などの種類があり、それぞれの音の特徴に合ったステップやムーブメントがあります。

たとえば「マクスーム」は、ドン・タク・ドン・ドン・タクと続く基本的なリズム。初級クラスの曲にもよく使われ、ヒップドロップやアミーなどの動きにぴったりです。

「サイーディー」は、ドン・ドン・タク・ドン・タクという低音が力強く響くリズムで、ステッキを使ったダンスや、重心の低い動きによく合います。

リズムを知ることで、「この曲にはどんな動きが合うのかな?」と自然に体が反応するようになります。

▶ リズムの基本を知りたい方はこちら



1-2. テンポ・ダンススタイル(オリエンタル・トライバル)

ベリーダンスにはさまざまなスタイルがあり、選ぶ曲によって踊りの印象が大きく変わります。テンポやダンススタイルを意識して選曲することで、自分の踊りたい雰囲気にぴったりの1曲に出会えます。

たとえば「オリエンタルスタイル」は、ベールを使った優雅な動きや、クラシックな旋律に合わせてしなやかに踊るのが特徴。ゆっくりめのテンポで、初心者にもおすすめです。

一方「トライバルフュージョン」は、エスニックなビートや電子音を取り入れた現代的な音楽が多く、アイソレーションを効かせた力強いムーブメントが魅力。音楽の構成や変化に富んでいるため、リズム感を養う練習にも最適です。

1-3. 場面別おすすめ(登場曲・レッスン・リラックス)

ベリーダンスの曲は、使う場面によって選び方が変わります。レッスン・発表会・日常のリラックスタイム…それぞれのシーンに合う曲を選ぶことで、踊る楽しさがもっと広がります。

レッスンでは、テンポが安定していてリズムが分かりやすい曲がおすすめです。繰り返し練習しやすく、ステップやコンビネーションの習得に役立ちます。

発表会や登場シーンには、インパクトのあるメジャンセ曲がぴったり。オープニングにふさわしい華やかさで、観客の心をぐっと惹きつけます。

自宅でのリラックスタイムには、ゆったりとしたテンポの曲を流しながらストレッチやフロアムーブメントを取り入れるのも◎。

2. 初心者におすすめの定番曲10選

初心者でも踊りやすいベリーダンスの定番曲10選で踊っている初心者ベリーダンサー

2-1. ゆっくりリズムで踊りやすい「Enta Omri」など

「Enta Omri」や「Laylet Hob」「Aziza」などは、ゆったりとした旋律と美しいメロディが特徴で、初心者にも踊りやすいクラシックな人気曲です。

細かなアイソレーションや感情表現を大切にする練習にぴったりで、オリエンタルの雰囲気を味わいたい方にもおすすめ。




2-2. アップテンポで楽しく「Ya Tabtab」「Shik Shak Shok」など

元気に楽しく踊れるアップテンポな曲といえば、「Ya Tabtab」や「Shik Shak Shok」「Ya Wad Enta Ya Agnaby」など。

リズムがハッキリしていてノリやすく、自然と体が動き出すような楽しさがあります。イベントやパーティー向けのソロにもおすすめ。




2-3. 発表会や登場シーンにぴったり「メジャンセ」曲

「発表会で最初に踊る曲、どうしよう…」
「登場シーンにインパクトを出したい!」
そんな風に悩んでいる方にぴったりなのが、「メジャンセ」というジャンルのベリーダンス音楽です。

メジャンセとは、いわば“オープニング専用”に作られた楽曲のこと。ドラマチックで、アップテンポ。そして1曲の中にさまざまなリズムや展開が盛り込まれていて、観客の心を一瞬で惹きつける力があります。

特に、舞台の一番はじめ——登場のシーンで「印象を残したい」と思ったら、このメジャンセほど適したジャンルはありません。

構成は「ジル」で始まり、サイーディやマクスームなどのリズムが次々と展開され、ドラムソロで締めくくる形式が一般的。1曲で複数のテクニックを見せられるチャンスでもあります。

ベールやファンベール、アサヤなどの小道具を取り入れれば、よりステージ映えする演出も可能。華やかさと迫力を両立したパフォーマンスが叶います。

ここでは、ベリーダンサーによる素晴らしいメジャンセ演目をご紹介します。構成や表現、振付の参考にもなるので、ぜひチェックしてみてください。

3. ジャンル別おすすめ曲(雰囲気別に選ぶ)

ベリーダンスの発表会シーンに合わせたおすすめ楽曲に合わせて動くベリーダンサー

3-1. オリエンタル・クラシック系

オリエンタル・クラシック系の楽曲は、ベリーダンスの本場・中東で愛され続けてきた名曲が多く含まれています。曲の中に強弱や緩急があり、まるで物語を語るように構成されているのが特徴です。そのため、ステージパフォーマンスでは観客を惹きつけ、印象に残るダンスを作りたいときにぴったりのジャンルです。

とくに、中東の伝統的な弦楽器や打楽器が使われた音楽は、自然と身体を動かしたくなるようなリズムを生み出し、踊る側にも見る側にも“世界観”を感じさせてくれます。

初心者の方にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、クラシックならではの美しさに触れることで、ベリーダンスの奥深さを体感することができます。最初から完璧に踊る必要はありません。まずは音楽の雰囲気を感じて、ゆっくり動きを合わせていくところから始めましょう。

たとえば、以下のような曲はオリエンタル・クラシック系の代表曲です:

◎ Zeina(ゼイナ)
明るくも優雅な旋律で、多くのダンサーに愛されている定番。サガット(フィンガーシンバル)との相性も良いので、表現の幅が広がります。

 ◎Tamra Henna(タムラ・ヘンナ)
映画音楽として知られ、ミステリアスで情熱的な雰囲気が魅力。独特のメロディが印象的で、振り付け次第でエキゾチックな演出が可能です。

このような曲を使って踊るときは、派手な動きよりも“音に寄り添う”ように踊るのがポイント。肩の動き、胸の波、アイソレーションなどを丁寧に行うことで、曲の魅力がぐっと引き立ちます。

YouTubeでは世界中の素晴らしいベリーダンサーによる素敵なクラシック演目もたくさん公開されています。言葉がわからなくても、音楽と言葉以外の感情表現で伝わってくるものがあるのが、オリエンタル・クラシック系の面白さです。

3-2. ポップス・ジプシーフュージョン系

もっと自由に踊ってみたい。そんな気持ちに応えてくれるのが、ポップス・ジプシーフュージョン系の楽曲です。伝統的なオリエンタルとは違い、現代的なビートやキャッチーなメロディが特徴。ジャンルの枠を超えて、自分らしく表現できる楽しさがあります。

「I Wanna Dum Tek」は、まさにそんな自由さを象徴するような一曲。ベースの効いたエレクトロサウンドに、ベリーダンス特有のダラブッカ(太鼓)のリズムが重なることで、自然と体が動き出すような魅力を持っています。

solana bellyのモデルダンサー・文華先生も、この曲でパフォーマンスされています。ヒップワークやシャープなアームス、表情の変化までもが音楽と完璧にマッチ。照明と音楽に包まれたその姿は、観る人の心を一瞬でつかむほど華やかです。

▶ 動画で雰囲気をチェック

ジプシーフュージョンというジャンルでは、スカートの裾を使った大きなターンや、重心移動の大きなステップも特徴のひとつ。そこにポップスの軽快さが加わることで、よりダイナミックで視覚的にも楽しいパフォーマンスが生まれます。

初心者さんにとっては「自由すぎて難しい」と感じるかもしれませんが、最初は好きな曲に身を任せて踊ってみるだけでOK。ルールにとらわれず、まずは「この音に合わせて動いてみたい」という気持ちを大切にしてみてください。

3-3. ドラムソロ・EDMフュージョン系

ベリーダンスの中でも、観客を圧倒するような迫力のあるステージを目指すなら、ドラムソロやEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)系の曲はとてもおすすめです。

ドラムソロとは、その名のとおり、太鼓の音に合わせて踊るスタイル。速くて力強いリズムが特徴で、腰のアクセントやシミー(細かい振動)が目立ちます。テンポの変化も多く、見ている人を飽きさせません。

EDM系のフュージョンスタイルも、近年人気が高まっています。クラブミュージックのような電子音に合わせて、モダンで洗練された動きを取り入れた振付が多く、若い世代にもなじみやすいのが特徴。ステージ映えするだけでなく、自宅での練習用にもテンションが上がる音源です。

ドラムソロやEDMを選ぶときのポイントは、テンポが速すぎない曲を選ぶこと。慣れていないうちは、曲の展開に追いつけず、焦ってしまうこともあるので、最初は緩やかめのものからチャレンジすると安心です。

“踊る喜び”を全身で感じられるこのジャンルは、初心者の方にも大いにおすすめ。まずはお気に入りの1曲を見つけて、腰と肩を連動させながら、少しずつ練習してみましょう。

4. 曲と一緒に使いたいリズムパターン

ベリーダンスでよく使われるアラブ音楽のリズムパターンを種類別に紹介している奏者

4-1. バラディ・マルフーフ・ファラーヒ

ベリーダンスには、いろいろなリズムが使われています。今回はその中でも、特に「バラディ」「マルフーフ」「ファラーヒ」という3つのエジプト系リズムを紹介します。それぞれの音の感じや踊り方の違いを知ることで、曲の選び方や表現の幅がぐっと広がります。

◆ バラディ:深くて地に足のついたリズム

「バラディ」は、エジプトの伝統的な家庭的リズム。低い音が響くような、ドン・ドン・タッカ・ドン・タッカというパターンが特徴で、重心をしっかり落とした動きと相性抜群です。
お腹から動きを伝えるようなヒップワークや、スローテンポで表情豊かに踊る振付によく使われます。特に、ガラベーヤなどの伝統衣装との相性もよく、エジプトの町中で踊っているような親しみのある雰囲気になります。

◆ マルフーフ:くるくる動きたくなる流れるリズム

「マルフーフ」は、バラディよりも軽やかで流れるようなリズム。テンポが少し早く、「トン・タ・タ・トン・タ・タ」と進む感じで、ステップやターンが軽快になります。
くるっと回ったり、ヒップを左右にすばやく動かしたり、しなやかさを出すのにぴったりのリズムです。体をふわっと解放するように踊ると気持ちよく、初心者さんにも楽しく感じられるリズムです。

◆ ファラーヒ:明るくてポジティブなリズム

「ファラーヒ」は、名前の通り“楽しい・お祝い”という意味を持つ、明るくてはずむようなリズムです。
エジプトの結婚式やお祭りなどでもよく使われるリズムで、「トン・トン・タッ・タ」という弾むビートが特徴。楽しくにこやかに踊るスタイルに合っていて、スキップのようなステップや手拍子が入る振付にもよく使われます。

この3つのリズムは、それぞれ曲の雰囲気やダンスの表現に大きな影響を与えます。リズムがわかるようになると、「この曲にはこんな動きが合うな」と、自分の表現もどんどん広がっていきます。曲と一緒にリズムを感じながら踊ってみましょう。

4-2. チフテテリ・サマーイ・ハリージ

ここでは、少し雰囲気の違う3つのリズム「チフテテリ」「サマーイ」「ハリージ」を紹介します。中東のリズムは、それぞれが特別な表情を持っていて、踊るときの気持ちをぐっと引き出してくれます。

◆ チフテテリ:幻想的でトランスのような雰囲気

「チフテテリ」は、トルコやギリシャでもよく使われるリズムで、ゆっくりとしていて、深くうねるような音が特徴です。
ベールを使った踊りや、アンジュレーション(体を波のように動かす)など、幻想的でしっとりとした表現にぴったり。初心者さんでも、音に身をゆだねるようにして踊ると気持ちが落ち着きます。

◆ サマーイ:品がありクラシカルな印象

「サマーイ」は、8拍子のちょっと変わったリズムで、クラシック音楽のように品があり、美しくゆったりとした雰囲気が特徴です。
手の動きや身体のラインをきれいに見せたいときに最適で、静かにしなやかに踊ることで、洗練された印象になります。
特に舞台やステージでのソロ演目でよく使われるリズムです。

◆ ハリージ:髪や袖を使って楽しむ湾岸スタイル

「ハリージ」は、湾岸諸国(アラブ湾岸地域)で親しまれているリズムです。特徴的なのは、女性がロングヘアを揺らしたり、たっぷりした袖のドレスをくるくる回したりする動きが多いこと。
音もはずんでいて、「タン・タン・タタタ」というようなリズムが元気で明るい印象を与えます。衣装や音楽のスタイルも独特で、ベリーダンスの中でも一味違った楽しみがあります。

これらのリズムは、表現したい雰囲気や踊るシーンに応じて使い分けることで、より豊かなダンスになります。リズムの違いを楽しみながら、自分のスタイルを見つけていきましょう。

5. 音源の入手法とプレイリスト作りのコツ

YouTube・Spotify・CDを活用したベリーダンス曲の探し方とプレイリストを作成している女性

5-1. YouTube・CD・Spotify活用術

ベリーダンスをもっと楽しむためには、良い音源との出会いがとても大切です。
特に初心者の方にとって、最初のうちは「どこで音楽を探せばいいの?」「どうやって聴けばいいの?」という疑問があると思います。

まずおすすめなのが YouTube。映像付きで観られるので、プロのダンサーの振付やステージの雰囲気も感じられます。
音楽だけでなく「この曲だと、こういう動きが合うんだな」と参考になります。

次に、音質にこだわりたい方は CD を活用するのも一つの手です。レッスン用のCDやオリエンタル音楽のベスト盤などは、Amazonなどでも購入できます。
とくにイベントや発表会では、会場での音響に配慮してCDを使うことが多いため、持っておくと安心です。

そして最近人気なのが Spotify などの音楽配信サービスです。
「Bellydance」と検索するだけで、いろんなプレイリストが表示されます。移動中に聴いたり、練習前の気分づくりにもぴったりです。

特にSpotifyでは、自分で好きな曲をまとめたプレイリストも作れるので、練習の進み具合にあわせて「ウォームアップ用」「振付練習用」などに分けてみると便利です。

要するに、ベリーダンス音源は、視覚で楽しめるYouTube音質の良さと信頼感のあるCD気軽に聞けて自由に組めるSpotifyという3つをうまく使い分けることで、楽しさがぐんと広がります。

5-2. レッスンや自宅練習向けプレイリスト構成のポイント

「練習したいけど、毎回どの曲をかけたらいいかわからない…」
そんな悩みは、プレイリストを作ることで解決します。

まず、レッスンや自宅練習に向いているプレイリストの組み方としては、「目的別」に曲を整理するのがコツです。

たとえば:

  • ウォームアップ:テンポがゆっくりめで、呼吸に合わせやすいもの(例:Enta Omri、Ana Fi Intizarak)
  • ステップ練習:リズムがはっきりしていて繰り返しやすいもの(例:Shik Shak Shok、Ya Tabtab)
  • フィニッシュ/クールダウン:しっとり感のある曲やメロディが美しい曲(例:Laylet Hob、Tamra Henna)

このように並べておくと、毎回スムーズに練習に入れますし、気分の切り替えもしやすくなります。

さらに、リズム別に並べるのもおすすめです。
「マクスーム」「バラディ」「サイーディー」など、習っているリズムごとに曲をまとめると、自然とそのパターンに体が慣れてきます。

自宅での練習は自由ですが、だからこそ「習った動きを活かせる曲」「少し挑戦できる曲」などを組み合わせることで、無理なくレベルアップできます。

プレイリストを整えることで、自分のダンスがもっと楽しくなりますし、「今日は何から練習しよう?」と迷うこともなくなります。

5-3. SONG集『10 Songs Every Bellydancer Should Know』紹介

「どんな曲から聴けばいいの?」と迷ったときに、まずチェックしておきたいのがこちらのCD。
『10 Songs Every Bellydancer Should Know』は、ベリーダンス初心者から中級者まで、長く愛されている名曲がぎゅっと詰まったベストセレクションです。

この1枚があれば、ショーやレッスンでよく使われる定番曲を一通り聴くことができ、リズムや雰囲気の違いも自然に学べます。踊る前のイメージづくりや、レパートリーを広げたい方にもぴったり。

収録曲には以下のような人気ナンバーが含まれています:

  • Habibi Ya Eyni – Mohamed Ali Ensemble
  • Mishaal – Sami Nossair Orchestra
  • Alf Leyla – Cairo Orchestra
  • Shik Shak Shok – Hassan Abou El Seoud
  • Aziza – Salatin Al Tarab Orchestra
  • Enta Omri – Mohamed Ali Ensemble
  • Zeina – Cairo Orchestra
  • Leylet Hob – Andelus Ensemble
  • Zay El Hawa – Mohamed Ali Ensemble
  • Tamr Henna – Cairo Orchestra

この中でも、クラシカルで重厚感のある人気曲が「Alf Leyla(アルフ・レイラ)」
1曲の中にさまざまな展開があり、ゆったりしたパートと力強いアクセントが共存していて、
ダンサーの表現力を存分に引き出してくれる曲です。

曲を知ることで、リズムや表現の理解も深まります。
まずは好きな1曲を見つけて、そこから自分の踊りの世界を広げてみてくださいね。

まとめ|音楽と仲良くなると練習がもっと楽しくなる

ベリーダンスでよく使われるアラブ音楽のリズムパターンを種類別に紹介しているベリーダンサー

ベリーダンスをもっと楽しみたいと思ったら、音楽と仲良くなることがとても大事です。
リズムや曲の雰囲気を感じながら踊ることで、動きに自然な流れや感情が生まれます。

たとえば、「今日はこの曲でウォームアップしよう」「このリズムでシミーの練習をしてみよう」といったふうに、曲を選ぶこと自体がワクワクする時間になります。

YouTubeでステージの雰囲気を感じながら学んだり、Spotifyでお気に入りのプレイリストを作ったり、CDで本番用の音源を揃えたりと、自分なりのスタイルで音楽と付き合っていくことができます。

もちろん、マクスームやバラディ、サイーディなどのリズムパターンを知っておくと、踊るときに自信がつきますし、発表会でのパフォーマンスもより華やかになります。

ベリーダンスは、ただ振付を覚えるだけでなく、「音楽を身体で表現する楽しさ」を味わうダンスです。
だからこそ、お気に入りの1曲やリズムに出会えたとき、ダンスそのものがもっと自由に、もっと自分らしくなっていきます。

これからも少しずつ、いろいろな曲に触れてみてください。あなたのステージにぴったりの音楽が、きっと見つかります。

FAQ よくある質問

ベリーダンスでよく使われるアラブ音楽のリズムパターンについてのQ&A

Q1. 初心者でも踊れる曲は?

初心者さんでも安心して踊れる曲としては、「Ya Tabtab(ヤ・タブタブ)」や「Shik Shak Shok(シック・シャック・ショック)」など、リズムがはっきりしていて、曲の展開がわかりやすいポップス系の曲がおすすめです。

なぜなら、こうした曲はビートがしっかりしていて、ステップやヒップアタックの練習にもぴったり。テンポも速すぎず、自然に体が動き出すような心地よさがあります。

特に「Shik Shak Shok」は、ベリーダンスのレッスンやイベントでも定番中の定番で、多くのダンサーが初心者のときに最初に取り組んでいる曲のひとつです。

まずはお気に入りの1曲を見つけて、「この曲で踊ってみたい!」という気持ちを大切に練習してみてください。

Q2. 発表会で使える“登場”に合う曲は?

発表会やショーの「登場シーン」には、「Helm el Raks(ヘルム・エル・ラクス)」や「Bahlem Bi Shahrzad(バハレム・ビ・シャフルザッド)」といったメジャンセが定番です。

メジャンセとは、ベリーダンスでよく使われる曲構成のひとつで、最初にパッと印象的なイントロが入り、そのあとテンポが変化していく曲。まさに“登場”にぴったりの華やかさを持っています。

こうした曲を使うと、「舞台に現れた瞬間」から観客の視線を引きつけることができ、表情やポーズで“魅せる”ダンスにつなげやすくなります。

音楽の流れに合わせて動きを切り替えると、より完成度の高いステージになりますよ。

Q3. テンポ別の曲選びはどうする?

テンポ(曲の速さ)によって、踊り方や練習の目的が変わってきます。

たとえば、ゆったりしたテンポの曲は「アンジュレーション」や「アームス」のような柔らかな動きを練習するときに最適。例としては「Enta Omri(エンタ・オムリ)」や「Laylet Hob(レイレット・ホブ)」が挙げられます。

逆に、速めのテンポの曲は「ヒップサークル」や「ドロップキック」のような細かい動きを磨くのにぴったり。代表的なものは「Ya Tabtab」や「Zeina」など。

さらに、「ドラムソロ」のようにリズムが細かく刻まれている曲は、音をよく聴いて即座に反応する練習になります。

テンポ別にいろんな曲を使い分けることで、動きの幅も自然に広がります。

次に知っておきたいのは…?

曲が決まったら、次は「振付」や「ステージでの見せ方」も知りたくなりませんか?
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