
【意外と知らない】初心者がつまずくベリーダンスの基本ステップとは?
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「ベリーダンスを始めたいけど、ステップが難しそう…」そんなふうに感じたことはありませんか?教室に通う前に、少しだけ自分で練習してみたい。でも、何から始めればいいのかわからず、最初の一歩が踏み出せない方はとても多いんです。
私も最初は、ステップの名前すらピンとこなくて、どう動けばいいのかまったくわかりませんでした。でも大丈夫。ベリーダンスは、基本を一つずつ覚えていけば、誰でも楽しく踊れるようになります。大切なのは「ゆっくり・やさしく・楽しく」始めることなんです。
このブログでは、ヒップドロップ・シミー・アンジュレーションなどの基本ステップを、初心者向けにわかりやすく紹介。おうち練習でも楽しく続けられるコツを、実例とともにお届けします。
まずは「ベリーダンスっておもしろい!」と感じることから始めてみませんか?きっとその一歩が、自信と笑顔につながっていきます。
1. ベリーダンス入門前の準備

1-1. ベリーダンスとはどんなダンス?魅力と効果
ベリーダンスを始める前に、まず「どんなダンスなのか?」を知っておくことがとても大切です。
ベリーダンスは、お腹や腰、胸など、体の一部をやわらかく動かすダンスです。エジプトや中東の文化から生まれた踊りで、きらびやかな衣装やリズムに合わせて踊るのが特徴です。
初心者でも安心して始められる理由は、「動きがゆっくりでやさしいものが多い」から。
クラシックバレエのように飛んだり跳ねたりしないので、年齢に関係なく始めやすいのも魅力のひとつです。
さらに、ベリーダンスにはさまざまなスタイルがあります。たとえば…
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オリエンタルスタイル:華やかで女性らしいスタイル。ステージでよく見られます。
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トライバルスタイル:グループで踊ることが多く、衣装や音楽に民族っぽい要素があります。
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ATS(アメリカン・トライバル・スタイル):アイコンタクトで踊る即興スタイル。
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キャバレースタイルやジプシースタイルなど、衣装や音楽の雰囲気でガラリと変わります。
そしてなによりも大きな魅力は、「自己表現」と「癒し」の効果です。
骨盤まわりをやさしく動かすことで、インナーマッスルを使うので体幹が鍛えられ、姿勢も整ってきます。
シミーやアンジュレーションなどの動きをくり返すことで、体の中から温まり、気持ちまで前向きになります。
また、ヒップドロップやチェストサークル、スネイクアームズなどの基本ステップは、1つずつ分けて覚えていくので、最初から複雑な振付を覚える必要はありません。
「見ているだけで楽しそう」と感じていたベリーダンスを、自分が踊れるようになる。その達成感は、何歳になっても味わえるすばらしい体験です。
1-2. 自宅練習に必要なスペースと服装・小物
いざベリーダンスを始めるとき、まず気になるのが「どこで、なにを着て練習すればいいのか?」ということ。
じつは、自宅でも畳1枚ぶんほどのスペースがあればOK。リビングや寝室の一角で、十分にステップ練習ができます。
まず必要なのは、「動きやすい服装」と「腰まわりのアクセント」です。たとえば、
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Tシャツにレギンス(パラレル脚が動きやすい)
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お腹が少し見えるトップス(姿勢や骨盤の動きがチェックしやすい)
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ヒップスカーフ(コインやビーズがついて音が鳴るもの)
この「ヒップスカーフ」がとても大切。腰を動かしたときに音が鳴るので、アイソレーションの動きが成功しているかを自分で確認しやすくなります。
また、アクセサリーとして「ジル/サガット(小さな指シンバル)」や「アサヤ(ステッキ)」、「イシスウイング」などを使う振付もありますが、最初はなくても大丈夫です。
音楽は、中東の打楽器「ダラブッカ」や「タブラ」のリズムに合わせるのが基本。
初心者には、ゆっくりめのベーシックな音源を選ぶのがおすすめです。
衣装が気になる方は、レッスン用の「ガラベーヤ(衣装)」も人気です。
ストンとしたワンピースタイプで着替えが簡単。しかも体のラインがきれいに見えるので、モチベーションも上がります。
最後に、自宅練習をするときに大切なのは「安全」です。
床がすべりやすいフローリングなら、滑り止めのヨガマットを敷いてもOK。
鏡があればベストですが、スマホの録画機能でも自分のフォームを確認できます。
「発表会(ハフラ)」や「ワークショップ(WS)」などに参加するためにも、まずは自分で楽しく練習する時間をつくることが大切。
誰かと比べる必要はありません。少しずつ、あなたの「ダンサーネーム」が似合う踊りが育っていきますよ。
2. ステップ練習の前に大切な「正しい姿勢」

2-1. 体を一直線に保つポイント
ベリーダンスを始めたばかりの頃、たくさんの初心者さんが「うまく動けない…」と感じます。
でもその多くは、ステップが難しいからではなく、姿勢が崩れているからなんです。
正しい姿勢を身につけるだけで、ヒップドロップやアンジュレーションなどの基本ステップが、グッとやりやすくなります。
逆に、姿勢がくずれていると、シミーやフィギュアエイトのような動きがぎこちなくなり、体にも負担がかかります。
では、ベリーダンスにおける「正しい姿勢」とはどんな状態なのでしょうか?
いちばん大切なのは、体を1本のまっすぐな柱のように保つことです。
頭のてっぺんからかかとまで、まるで糸で引っぱられているように立ちましょう。
ポイントはこの3つです。
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あごを軽く引き、頭を前に出さない
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胸を軽く開き、肩はリラックス
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お腹はやさしく引き締めて、骨盤をまっすぐに立てる
これを意識すると、チェストサークルやショルダーシミーなどの上半身のステップが、スムーズに動き出します。
そしてもう一つ、**アイソレーション(体の一部だけを動かす技術)**を身につけるためにも、姿勢はとても重要です。
もし肩に力が入っていたり、背中が丸まっていたりすると、ヒップアタックやヒップサークルなどの動きがうまく伝わりません。
「動きが重たい」「なんか不自然…」と感じる時は、まず姿勢を整えるだけで、一気に解決することもよくあります。
ちなみに、ベーシックウォークやクロスウォークなど、**足を動かすステップ(トラベリングステップ)**でも、姿勢が安定していないとバランスが取りにくくなります。
ベリーダンスでは、見た目の美しさだけでなく、体の安全を守るうえでも正しい姿勢が欠かせないのです。
姿勢を意識しながら立つだけで、すでにあなたの中の「ダンサー」が目覚めはじめていますよ。
2-2. 骨盤・肩・重心の使い方
ベリーダンスの動きは、体を「かたまり」ではなく「パーツ」で動かすのが特徴です。
その中でも、骨盤・肩・重心の動きはステップの基本中の基本。
まず、骨盤はベリーダンスの中心。
ヒップドロップ、ヒップサークル、フィギュアエイト(腰)など、腰まわりの動きはすべて骨盤から始まります。
大事なのは、「骨盤をゆるめること」。
カチカチに力が入っていると、アンジュレーションのような波の動きができません。
たとえば、骨盤を軽く前後に揺らしてみましょう。
それだけで、ヒップアタックやローロンデ(ターン)のときの感覚がつかみやすくなります。
次に、肩は「動かす」のではなく「リラックスする」ことが大事。
ショルダーシミーのような動き以外では、肩の力は抜いておきましょう。
アラベスクやアームムーブメントなど、腕をきれいに見せたいときほど、肩に力が入っていると美しく見えません。
そして、重心のコントロールはすべてのステップの土台です。
重心が左右にブレてしまうと、ツーステップ(シャッセ)やボックスステップ、ターンアウトなどの動きが安定しません。
重心は「足の裏」でコントロールしましょう。
両足の親指・小指・かかとの3点でしっかり床をとらえるように意識すると、体がグラつかなくなります。
また、ピルエットターンやスピン(ターン)といった回転系のステップでは、目線と軸の安定が命です。
自分の正面にあるもの(鏡や壁のシールなど)を目印にして回ると、目がまわりにくくなります。
ちなみに、上級者向けのステップであるアラベスクターンやアフリカンサークル・アミも、軸と重心の意識がないとグラグラしてしまいます。
だからこそ、「動き始める前に立ち方を整える」ことが、ベリーダンスを美しく踊る最大のコツなのです。
このように、正しい姿勢と体のパーツの意識を持つことで、ダンスがどんどん楽しくなっていきます。
一見地味に思える練習ですが、ここを押さえておくと、ハッガーラやスネイクアームのような華やかな動きも、あなたの体の中から自然とあふれ出すようになります。
3. 初心者に最適な基本ステップ①:ヒップドロップ

3-1. ヒップドロップってどんなステップ?
ベリーダンスをこれから始める方に、まず最初に習得していただきたい基本の動きが「ヒップドロップ」です。
ヒップ=腰、ドロップ=落とす、つまり「腰を下に落とすように動かす」シンプルなステップです。
この動きは、ダラブッカやタブラといった打楽器のリズムにとてもよく合い、踊っていると心地よさを感じる方が多いです。
基本のやり方は以下のとおりです。
- 両足を肩幅よりやや広めに開いて立つ
- 片足にしっかり体重をのせ、もう一方の足のかかとを軽く浮かせる
- 腰を「ストン」と下に落とすように動かす(膝はなるべく固定)
ポイントは、体全体を上下に動かすのではなく、骨盤だけを分離して動かす“アイソレーション”を意識すること。
はじめは小さな動きでも問題ありません。正しいフォームで続けることで、自然に大きく、なめらかに動けるようになります。
また、ヒップスカーフを巻いて練習すると、動きに合わせてコインが鳴り、自分のフォームを音で確認しやすくなります。
3-2. 上達のポイントと動画での確認方法
ヒップドロップは、ヒップサークルやフィギュアエイト、ベーシックウォークなどと組み合わせてよく使われる、振付の基礎となるステップです。
よくあるミスとしては、全身を上下に揺らしてしまったり、腰を横方向に振ってしまうことがあります。
これを防ぐには、姿勢を整え、肩の力を抜き、動きの軸を縦に意識するのがポイントです。
下記の動画では、初心者の方にもわかりやすいスローペースで、ヒップドロップの基本を丁寧に解説しています。
文章だけでは伝わりにくい動きも、実際の映像で確認すると理解が深まります。
繰り返し練習するうちに、音楽に合わせてリズム良く動けるようになり、ベリーダンスの楽しさがどんどん広がっていきます。
まずは、あなたのペースでやさしく1歩ずつ進めてみてください。
この基本ステップが、きっとこれからのダンスの大きな支えになってくれるはずです。
4. 基本ステップ②:ヒップサークル(円運動)

4-1. 円を描く腰の動き方
ベリーダンスの中で、なめらかで女性らしい印象を与えてくれるステップが「ヒップサークル」です。
その名の通り、腰で円を描くように動かすのがこのステップの基本です。
ヒップドロップのようなはっきりした動きと違い、ヒップサークルはゆったりと流れるように動きます。
「やわらかさ」や「しなやかさ」を表現するのにぴったりで、多くの振付で使われています。
やり方は次のとおりです。
- 足を肩幅に開いてまっすぐ立つ
- お腹と背中を少し引き上げ、骨盤の位置を意識する
- 腰で大きな円を描くように、前→横→後ろ→横→前…と動かす
このとき、足や肩を一緒に動かさないように気をつけましょう。
動かすのはあくまで骨盤まわりだけ。これがアイソレーションのポイントです。
円を描くときは、フィギュアエイト(腰)やチェストサークルなど、ほかのステップにもつながる基礎的な動きが含まれています。
4-2. 練習フローと注意点
ヒップサークルは見た目よりもバランス感覚が必要なステップです。
とくに最初のうちは、「腰がうまく回らない」「背中が反ってしまう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、まず小さな円から始めましょう。大きく回そうとせず、呼吸を止めずに、ゆったりと円を描くイメージで続けてみてください。
また、重心は足の裏全体で支えるように意識し、肩の力を抜いてリラックスした状態を保つことが大切です。
以下の動画では、ヒップサークルの正しいやり方を、初心者向けに丁寧に解説しています。
実際の動きを見ながら練習すると、体の使い方がよりスムーズに理解できます。
ヒップサークルは、他のステップとの組み合わせにもよく使われます。
たとえば、ヒップドロップやベーシックウォークと組み合わせて、振付の中でリズムの緩急を出すときに効果的です。
また、スネークアームやアームムーブメントと一緒に使うことで、全体の印象がより優雅になり、踊りの幅が広がっていきます。
最初は小さな動きでも大丈夫。
毎日少しずつ練習を続けていくうちに、自然と大きく美しい円が描けるようになります。
5. 基本ステップ③:アンジュレーション

5-1. 胸→お腹→腰の順序で波状に動かす
アンジュレーションは、ベリーダンス特有のなめらかで美しい動きのひとつです。
このステップでは、胸・お腹・腰を順番に動かして、体に「うねり」のような流れをつくります。
一見むずかしそうに見えるかもしれませんが、体の各部分をひとつずつ意識しながら動かせば、初心者の方でも必ずできるようになります。
基本のやり方はこちらです。
- まっすぐ立ち、肩の力を抜いてリラックスします
- 胸を少し前に出す(背中は軽く反らせるイメージ)
- 胸を下げながらお腹を引き込み、最後に骨盤を軽く前に押し出す
この動きは、胸→お腹→腰という順序を守るのがポイントです。
動きの切り替えをスムーズにするには、1つずつの動きをはっきりさせることが大切です。
また、足は肩幅に開いて立ち、重心を安定させることで、余計な力を入れずに動かせるようになります。
5-2. 頭が動かないように意識するコツ
アンジュレーションでよくある間違いが、「頭まで一緒に動いてしまう」ことです。
そうなると、動きの軸がブレてしまい、見た目が不安定になってしまいます。
頭は天井から糸で引っ張られているような意識でキープしましょう。
目線をまっすぐ前に向けるだけでも、自然と姿勢が整います。
また、動きをなめらかに見せるためには、アイソレーションの感覚がとても重要です。
胸・お腹・腰、それぞれを分けて動かす意識を持つことで、滑らかで一体感のある流れが生まれます。
以下の動画では、アンジュレーションを初心者向けにわかりやすく解説しています。
実際の動きを見ながら練習してみましょう。
アンジュレーションは、ベリーダンスの中でも感情や雰囲気を伝える大切なステップです。
ヒップサークルやスネークアームと組み合わせると、踊り全体に深みが出て、ぐっと表現力が高まります。
はじめは動きがぎこちなくても、少しずつ身体が覚えてくれます。
1日数分ずつでも練習を重ねることで、いつの間にか「自分らしいアンジュレーション」が見えてきます。
6. 基本ステップ④:チェストサークル&アームムーブメント
6-1. 胸を使った円運動「チェストサークル」
チェストサークルは、胸の動きだけで円を描くステップです。
腰ではなく、胸(チェスト)を前・横・後ろ・横と順番に動かし、やさしい曲線をつくっていきます。
この動きは、ベリーダンスの中でも上半身のやわらかさを引き出し、女性らしい雰囲気を演出するのにぴったりです。
基本の動き方は以下の通りです。
- まっすぐ立ち、肩の力を抜いてリラックスする
- 胸を前に軽く出す(反らしすぎないように)
- そのまま右へスライド → 背中側へ軽く引く → 左へスライド → 前に戻る
この動きのポイントは、肩を上下に動かさず、胸の位置だけで円を描くこと。
まるで胸の後ろに小さなフープがあるようなイメージで動かしてみましょう。
最初は小さな円から始めてOKです。
徐々に動きに慣れてきたら、滑らかに大きく円を描けるようになります。
6-2. スネークアームや腕の動きとの組み合わせ
チェストサークルと組み合わせて覚えたいのが、アームムーブメントです。
ベリーダンスでは、腕の動きもとても重要で、全体の印象を大きく左右します。
中でも代表的なのが「スネークアーム」。
その名の通り、蛇がゆっくりと動くように、腕を波のように流すステップです。
基本の流れは、肩 → ひじ → 手首 → 指先の順番で力を伝えていくイメージ。
ひじを上げすぎず、なめらかにつなげることが美しく見せるコツです。
チェストサークルとスネークアームを同時に使うことで、上半身全体がやわらかく、豊かな表現につながります。
以下の動画では、チェストサークルやスネークアームを初心者向けに丁寧にレクチャーしています。
動きの流れやコツを視覚的に確認しながら、一緒に練習してみてください。
チェストサークルやスネークアームは、ヒップドロップやアンジュレーションなど、他のステップと組み合わせて使うことで、踊りに奥行きが出てきます。
とくに発表会やワークショップでは、こうした腕や胸の動きがあるだけで「上級者のように見える」と感じる観客も多いです。
小さな動きの積み重ねが、あなたの表現力を育てていきます。
今日から少しずつ練習してみてくださいね。
この章の文字数:約1,072字(PREP法構成、共起語11語以上、小5向けやさしい語調+上品で丁寧なトーン)
7. ステップを組み合わせて「簡単なコンビネーション」へ

7-1. ヒップドロップ+サークルの流れ
ここまで学んできた基本ステップを、いよいよ組み合わせてみましょう。
ベリーダンスでは、ひとつの動きだけでなく、いくつかのステップをつなげて「フレーズ」を作ることで、踊りにリズムと深みが生まれます。
初心者の方におすすめなのが、「ヒップドロップ+ヒップサークル」の組み合わせです。
まず、音楽に合わせて右・左と交互にヒップドロップを4回。
そのあと、ゆったりとしたヒップサークルを2回つなげます。
これだけで、ステージ上でも十分に映える動きになりますし、なにより踊っていてとても楽しい感覚が味わえます。
また、足元を意識することで、トラベリングステップやクロスウォーク、ターンアウトなどとも自然につなげることができます。
7-2. ウェーブ+腕の動きで表現力アップ
もうひとつのおすすめは、「アンジュレーション+スネークアーム」の組み合わせです。
なめらかな身体の波と、優雅な腕の流れが合わさることで、表現力がぐっと豊かになります。
ここでご紹介するsolana bellyのレッスン動画では、今まで習ったような基本のステップだけで、かんたんな振付を学ぶことができます。
たったの5分で完成する本格オリエンタル振付、ぜひチャレンジしてみてください。
動画内では、ヒップドロップ・ヒップサークル・アンジュレーション・スネークアーム・チェストサークルなど、すべての動きが自然に組み合わさっています。
もちろん、最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。
まずはゆっくり音楽に合わせて、動きの順番を覚えていくことから始めましょう。
振付を通じてステップをつなげる練習をすると、身体の感覚がつながっていくのを実感できるはずです。
たとえ短いフレーズでも、自分の中で完成させることができると、大きな達成感と自信につながります。
8. 自宅練習を続けるためのコツ

8-1. ミスしやすいフォームと修正方法
ベリーダンスのステップは、一見やさしく見えても、少しの姿勢のくずれや力みで、うまく動かなくなってしまうことがあります。
とくに自宅で練習していると、誰かにチェックしてもらえるわけではないので、間違ったフォームのまま癖づいてしまうことも。
まず大切なのは、「姿勢」「骨盤」「重心」の3点を毎回意識してから練習を始めることです。
- 鏡の前に立ち、頭がまっすぐ上を向いているか
- 肩に力が入っていないか
- 骨盤が前に出すぎていないか
- ひざがゆるみすぎていないか
たとえば、ヒップアタックをしているつもりが、実際には腰ではなくひざで上下していた…というのはよくあるケースです。
その場合、骨盤のアイソレーションを意識しながら、ゆっくり丁寧に動きを確認してみましょう。
また、チェストサークルやショルダーシミーなどの動きでは、肩が上がってしまいがちです。
肩はリラックスし、胸の位置を意識するだけでも、動きが自然になります。
動きに詰まりを感じたら、焦らず「いまどこの部分に力が入っているか」を観察する習慣をつけると、自分で修正できるようになります。
8-2. 日々の練習スケジュールの立て方
ダンスは「続けること」がいちばん大事。
とはいえ、忙しい日々の中で毎日長時間練習するのは、現実的ではありません。
そこでおすすめしたいのは、1回5分の短時間練習です。
たとえば、こんなふうにスケジュールを組むと無理なく続けられます。
- 月曜:ヒップドロップ(左右交互×20回)
- 火曜:ヒップサークル+ベーシックウォーク(2往復)
- 水曜:アンジュレーション+フィギュアエイト
- 木曜:スネークアーム+チェストサークル
- 金曜:簡単な振付フレーズの反復
休日や時間が取れる日には、ハフラ(発表会)やWS(ワークショップ)の動画を見ながら、全体の流れをイメージするのもおすすめです。
また、録画を活用するのも効果的です。
スマホをセットして、練習している姿を撮ってみましょう。
最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、「自分がどう動いているか」を客観的に見ることで、どこを直せばよいかが明確になります。
さらに、練習に使うお気に入りの衣装やヒップスカーフがあると、気分が高まり、自然とモチベーションも上がります。
お気に入りのガラベーヤを着て踊ると、「今日はちょっとやってみようかな」という気持ちがわいてくるものです。
毎日の練習が義務になってしまうと、続けるのがつらくなります。
だからこそ、「小さな成功体験」を積み重ねていくのがコツです。
9. まとめ|ベリーダンス初心者がステップを楽しく続けるために

ベリーダンスは、「難しそう」と感じる初心者の方でも、基本ステップをひとつずつ丁寧に練習していけば、必ず楽しく踊れるようになるダンスです。
今回ご紹介したのは、次の8つのステップです。
- ヒップドロップ
- ヒップサークル
- アンジュレーション
- チェストサークル
- スネークアーム
- ベーシックウォーク
- 簡単なステップフレーズ
- 自宅練習を続けるコツ
どれも、ベリーダンスの振付に頻繁に使われる大切な動きばかりです。
大切なのは、完璧に踊ることではありません。
まずは「やってみたい」「ちょっと楽しいかも」と感じる気持ちを大切に、自分のペースで続けること。
振付を覚えるたび、鏡に映る自分の姿が少しずつ変わっていく感覚。
それが、ベリーダンスの一番の魅力です。
次のステップへ進むあなたへ
ベリーダンスをもっと楽しみたい、もっと上達したいと思ったとき、頼れる味方がいると安心ですよね。
solana bellyでは、30代〜40代の初心者の方に向けて、Instagramで無料LIVEレッスンを定期的に配信しています。
レッスンで紹介した動きやアイテムをすぐにチェックできるだけでなく、LINE限定の特別情報やHappy Bagの先行案内もお届けしています。
今日の一歩が、あなたの新しい世界への扉になりますように。
私たちと一緒に、ステージに向かって楽しく進んでいきましょう。
❓よくある質問(FAQ)

Q1. ベリーダンスの初心者は、どのステップから練習すればいいですか?
初心者の方には、まず「ヒップドロップ」「ヒップサークル」「アンジュレーション」の3つのステップから始めるのがおすすめです。これらは振付に頻繁に使われる基本の動きで、練習しやすく達成感も得やすいです。
Q2. 自宅でベリーダンスの練習はできますか?
はい、畳1枚ぶんほどのスペースがあれば、自宅でも十分に練習できます。滑りにくい床や鏡、ヒップスカーフなどを使うとより効果的です。
Q3. リズム感に自信がないのですが、大丈夫でしょうか?
大丈夫です!ベリーダンスはゆったりした動きが多いので、まずは動きの順番を覚えることから始めればOK。中東の音楽に少しずつ慣れていくことで、自然とリズム感も身についていきます。
Q4. ベリーダンスを習うのに年齢は関係ありますか?
まったく関係ありません。30代・40代から始める方も多く、無理なく楽しめるダンスとして人気があります。身体にやさしく、自分らしさを大切にできるのがベリーダンスの魅力です。
Q5. どんな服装で練習するのがよいですか?
動きやすいTシャツとレギンスに、ヒップスカーフを巻くのが定番スタイルです。お腹が見えるトップスを選ぶと、骨盤の動きが確認しやすく、フォームチェックにも役立ちます。